4519_中外製薬 2026-07-27~31

今週(7/27-31)の相場観測&来週(8/3-7)の予測。

今週の日足と出来高の推移
7/27 始値7055 高値7100 安値6795 終値6848/出来高6,311,000 大陰線(上下ヒゲ)
7/28 始値6958 高値7149 安値6941 終値6999/出来高4,135,500 上影小陽線(実体の3.6倍超の長い上ヒゲ)
7/29 始値7098 高値7110 安値6922 終値7069/出来高2,859,900 下影小陰線(実体の5倍超の長い下ヒゲ)
7/30 始値6950 高値7087 安値6910 終値7071/出来高2,701,800 陽線(上下ヒゲ)
7/31 始値6950 高値6993 安値6873 終値6932/出来高2,876,800 コマ陰線(上下ヒゲ、上ヒゲより下ヒゲの方が少し長め、実体としてはほぼ十字線と同じ)

今週のデイトレ結果と日々のアクション
 中外ファンや敬虔な中外教信徒(狂信者?)には極めて遺憾な事実として、7/24の決算内容は市場では失望売りを誘った。サプライズなし、材料出尽くし、である。7/23のロシュの決算発表がよく、当日のスイス市場ではロシュの株価が上がり、大きな期待をもって迎えられ、7/24の東京市場で中外は大いに買われた(と言っても出来高そのものは282.7万で平常並み、しかも上ヒゲで押し戻された)状況から一転、大きく窓を開けての下放れをぶちかましてしまった。
正直に言えば、下放れはまったく予想していなかった。市場最高値10700から7400を下回り、フィボナッチでいえば仮に昨年8月の暴落時の最安値5942を起点として捉えた場合、トレースメントの61.8%水準は7760との計算になり、これはもうとっくにクリアしてさらに下抜けている。次の水準は78.6%の6960である。そこまでは達していないものの近い値まで下落していることで十分に期待が剥がれ切った状態として7105が当面の底・押し目として機能する可能性と、この78.6%水準未達であることから「まだ高い」と市場が判断する可能性の両方が考えられ、ちょうど狭間であったので決算発表がどちらに傾くか、まったく自信を持てなかった。
 だが、市場は冷淡であった。冷徹で過酷な判断を下したのだ。そのように捉えている。非常に残念なことではあるが、非常に高い期待を背負ったファウンダヨはいまのところ劣勢どころか経口ウゴービに大差を付けられFDA承認から早3か月半が経過しても明らかすぎるほどに立ち上がりは低調である。
https://infogram.com/tracking-the-oral-glp-1-battle-1h984wvwrpjjd2p

出典:https://www.fiercepharma.com/pharma/oral-glp-1-tracker-launch-trajectories-lilly-foundayo-novo-wegovy-pill

 これは取りも直さず、短期的には経口ウゴービの処方数に迫る勢いもしくは経口ウゴービの処方数が急激に落ち込むことのいずれも期待できる状態にあるとはとても思えずまた予測もできない、もっと言えばそのような戦略も見えなければ実態と乖離しているとも思えない(ソースがIQVIAである以上、信頼性の高いデータと考えられる)ので、当初騒がれるほどに期待されたロイヤルティ収入は無い=企業価値の底上げにはならないと市場が判定したと考えて良いものと考える。少なくとも今のところはそのように見える。
 大変残念であるが、現実は受け入れねばなるまい。7105が底値としての機能を果たさないことが分かった以上、テクニカルでは今後さらなる下値を探る動きになるのは必定であり、状況を覆せるだけの強い材料が現れない限り、少なくとも方向性は下に固定されたと見るのが至極妥当な判断である。
ということで、今週の出来事とともに日毎のアクションと結果を記録する。

7/27 気配の弱さよ。大幅下落確実と見て、寄り成行で300株ショートを断行。寄り付き7055であった。7105より下から始まるほどの弱さはさすがに想定外である。少々下がり過ぎとみて、7060~7090まで10円刻みで200株ずつ、7095~7120まで5円刻みで300株ずつ指し、結果7060~7100まで約定。合計1700株をショート。現時点で対中外にショートで使える予算の48%を投入である。落ち着いて観察し、下落の強度がそれほどでもないと判断し、6850で7055の300株を、6820で7060~7090までの800株を、そして6800で7095~7000の600株を、それぞれ指値で設定しすべて約定。最初の利確で約4.85万、次で16.1万、ラストで14.1万の利益を確保。合計35万強の利益(すべて税引き後)。90分ほどをかけて少しずつ下落し6800を割って6795で下げ止まり。このとき6800でかなり大玉の2万以上の買い玉を一発で喰ったあと、6800で買いの無限湧きっぽい動き。これを見て下げ止まりを確信。6795を付けた次の5分足で上に切り上がり始めたのを確認し6800~6840まで10円刻みで500株ずつ計2500株ロングを投入。前回年初来安値を310円も下回る最安値である。ここはセリクラっぽい動きでもおかしくなく期待値として半値戻しの6950~最高7000くらいまではあると判断し、6950で6810~6840までの2000株を、残り6800の500株を7000で指し、6950は問題なく刺さって利確。7000は期待しすぎであった。6983で頭打ちになり下げはじめ揉んだのを見て再下落気配を察知し、7000を外して6975で500株すべて利確成功。仕切った2000株は19.7万、残りの500株は6.9万、計26.6万(税引き後)の利益を確保。下りと上りの往復で61万以上を前場中に稼げたのは十分な収穫である。なお、全利確時点で、前場で出来高300万株超を目視で確認。大商いである。前場の引け間際に上昇が失速し落ち始めたことから後場は下落濃厚と見てショートを検討したが、今日すでに十分利益を出せたので、欲張りは怪我の元、と戒め見送りとした。果たして後場でものの見事に落下。6840まで大崩れした。途中で入る余地はあったが、6900以下からは大した期待値がないと考えて判断を変えず、再度底を確認してからスイング前提でなるべく下値でサイズを絞ってロングしようと思い見ていたところ、6840で下げ止まり、揉みながら徐々に安値を切り上げ始めた。力強さは感じられないが、板が分厚くなり始め、1円刻みで2000~4000株がずらりと並んだのを確認しこれ以上の下落は無いと判断。サイズに悩んだが結局6850で200株のみロングを敢行。一度は6914まで戻して6900を奪還したにも関わらず、結局6848で引けたため、400円の含み損である。誤差範囲ではあるが、含み損は含み損である。たった400円でも履歴にマイナスが残るのは気分がよろしくない。
 7/27当日、日経平均は小幅安に留まったもののほぼほぼ陰の陰孕みで下落示唆。当然ながら当日の日本株市場は全面安であった。医薬品セクターは多聞に漏れずセオリーどおり資金が流れ込み、メガファーマを筆頭に全面高。工業系セクターとは対照的であった。こういう地合いにも関わらず、中外だけがこの恩恵を受けることなくむしろ決算発表を受けて窓を開けて大きく下落したのは記憶に強く留める必要があるものの、ここまでの下落は4/24の1Q決算発表のときの1400円下落と比較すれば非常にマイルドで、とにかく出来高が一挙に膨らみここ数ヶ月なかった600万株超は大きい。なおかつセリクラにはなっていないものの買い支えが確認できたので、明日は上昇を期待できると思われた。
それにしても、前日比マイナス568円とは、なんとも寒々しい。

7/28 予想通り前日の終値より高い6958で寄り付き。ただ、特買気配だったのがたった寄り付き直前で押されたのが非常に気になる。3分で寄り付き、弱さを予感させるものがあった。それでも下値は支えられていると判断し、昨日の6850の200株はそのまま、6970で300株追撃ロング約定。初速は良かったのだが、急峻に過ぎる。こういうときは徐々に切り上げていくべきところ、性急すぎる上昇に危険信号として認識。7100を超える直前に1分足が極端に小さな足を付けたが、その直後に最後のひと噴きと言わんばかりに一気に7149まで駆け上がった。これは完全にオーバーシュートと断定して、持ち玉500株を成行で仕切り。7134で仕切れたので、結果だけを見れば上々である。8.3万(税引き後)の利益を確保できたので良しとするが、形はとにかく悪い。7149で失速したあとわずかに持ち直しそうに見えたが、結局7144まで上がったところで7150までに合計3万近い売り板を見て気圧されたのだろうか、目に見えた失速である。売り浴びせが始まりあっという間に墜落した。今日このまま7100の再回復は見込めないと判断し、100株だけ7100でショート決行。その後、始値を一度下回って6941まで落とされて上昇に転じたときに6950で利確し、約1.2万(税引き後)を確保。ここで雲行きの怪しさを感じて当日の取引は終了して観察に徹した。
 さて、その後は7000回復戦を3度試し、そのたびに6950以下まで落とされ、後場直後に6948を付けたあとようやく小幅ながらまともな上昇が始まった。一度は7073まで頑張ったが、それが限界で、そのあとは一度7000を割って6989まで落とされ、再度上昇し始めてクロオク直前には7056まで上がり7050を奪還したかに見えたが、直後に下落し、クロオクでさらに叩き落され6999で引けた。見ようによっては面白い値動きとも言えたが、短期MAを上抜けられず、実体の3.6倍超の長い上ヒゲ。どっちつかずの悪い見本である。当日、日経平均は大幅安を記録し、キオクシアはストップ安。半導体関連も連れ安となり大幅続落であった。対照的に医薬品セクターは昨日に引き続き全面高であった。にも関わらず、中外は勢いを付けられなかった。出来高は昨日より減り、前日比で3/4程度の出来高。相当に上値が重く、悪い印象を植え付けたと感じたのは自分だけだろうか。上がらない値嵩株より割安なメガファーマが選ばれそちらに資金が流れたのではないかと感じた次第である。

7/29 一転して高値で寄り付いた。脈絡なく気配が高かったため、異常信号と認識。マクロも悪い、材料もない、昨日ほかの医薬品は上げたのに中外だけ叩かれたのを目の当たりにしてセンチメントが激烈に悪いにも関わらず高値での寄り付きというのは投資心理と相反する動きである。従って高確率で罠であろうと判断。寄り天井を予感したので成行ショート300株を決行。7098で始まり、一瞬7110を付けたが苛烈な売り圧であったので上は無いとみて7100で200株ショート追撃。ものの見事に叩き落され6960まで下落。ただ、6966~6980くらいだったろうか、極端に出来高が減った1分足が出現したので近々下げ止まりの示唆と見て6970で仕切った。5万強(税引き後)の利益を確保。案の定6960で下げ止まり、売り圧力と買い圧力が拮抗し始めた。1・5・10分足とVWAPと睨めっこしながらロングすべきか悩みに悩んで6960~6980で揉みくちゃにされているところで6960、6965、6970で100株ずつロング。本来であればどちらに転んでもおかしくなさそうにも思えたが、下方向と上方向の期待値のどちらが大きいかを天秤にかけて上方向を選択した。すでに5万の利益を確保していたので6950を切ったら損切りする設計の逆指値で観察。一瞬6960まで落ちたところで100株が刺さりそうで刺さらず逃したが、どうにか乗り切ったので7050で利確の指値。で、ダメであった。上がらず7040で失速したので7025に指値変更して仕切った。0.9万強の利益は出たものの期待した7050までは届かず、判断ミスであった。やはり1分足はノイズが多い。しばらく観察し、6922まで落ちたところで5分足で6922に落ちた次の五分足が全値戻ししたのを見て今度こそ下げ止まりと判断し、6950で300株ロングで入り直し。前場の最後に40円幅でぐっと押し上げ、7004で前場が引けたのを見て一瞬ロングの積み増しを考えたが見送り。後場が始まっても上昇の勢いがあり、今度こそ7050を超えたので、予定通り7050ですべて利確。2.3万(税引き後)の利益を確保。その後7078まで上がったが買いが続かない。上も下も板が中途半端な枚数が並び、優位なポジションを取れないと判断して観察。目まぐるしく板の枚数が変動し、薄くなった瞬間にアルゴだろうか?少しずつ喰っては上げ喰っては上げを繰り返しながら7003まで落ちたがその後引けまで上げ続け、短足では7003が押し目となって結局7069で引けた。クロオク前に7080を超えられなかったのを見て7100奪還は期待薄と判断。
 悩ましいのはこの2日間の日足では昨日が逆ハンマーで今日がハンマー。両極端である。大幅安になった7/27の足と組み合わせると3日間の合成足はハンマーになる。これが判断を困難にさせる。安値圏に出たハンマーとして扱うべきであるのか、それとも下落後に出た単日のハンマー=ハングマンとして扱うべきであるのか。はたまたヨコヨコレンジになったと見る方がいいのか。出来高がさらに細り、300万を切っていつもどおりくらいの範囲の出来高に戻ってしまったのも引っかかる。そして短期MAも悩ましい。昨日は掠って上抜け否定されたが今日は短期MAに近い一で引けている。上にも下にも行ける絶妙ないやらしい位置過ぎて判断が付きかねる。さすがにこの局面で無理にポジションを持つにはリスクが高すぎるように思われたのでノーポジにしたのは正解と思いたい。そもそもデイトレは1日で完結させるべきなのでノーポジが原則正解なのではあるけども。

7/30 気配がまた異常。7200以上からって、正気??と思ってノートレ覚悟をしながら見守っていたところ、直前で突然弱くなり見せ板だったのかいきなり110円以上も安い6950で寄り付いた。振れ幅が大きすぎてまったく予想できない動きであった。・・・のだが、前夜に悩みに悩んで判断に苦しみ、上と下のどちらもあるなら両方建ててみようと考え、前夜のうちに6900~6950でロング100株ずつ予約し、上は上で7070~7150でショート100株ずつ予約で入れていた。気配が異常過ぎたので上は全部引っ込めたが、下側のロングはここまで落ちてくるなら上昇の期待が持てると考えて保持していたので、完全にたまたまであるが、まんまと6950の100株だけ刺さったので、7050で仕切ろうと指値を入れた瞬間に刺さり、利確。一瞬、え?間違えた?と焦ったが、ちゃんと利益取れてる。まさかわずか数秒で100円幅が生まれるとは。この3か月で少なくともそんなことは一度も無かった故の油断であったが、リスク管理の甘さを痛感した。相場は簡単に人の理解を超えてくる。恐ろしい。とりあえず、7968円の利益を確保(税引き後)。利益が取れたから良いようなものの、決して褒められるアクションではない。とにかく見込みと予測が甘かったと言わざるを得ない。
 で、そんなおかしな寄り付きの1分足の次の1分足で7074を刻んだあと、薄い板の喰い合いがあり、一見するとリング中央で殴り合ってるボクシングのような様相にも見えなくも無かったが、どうも上への買い圧がない。これはどうやらリング中央ではなく片方がコーナー背負って必死に防御しながらクリンチしてるような印象を受けた。殴ってる手数が多いのは明らかに売り方。買い方はアルゴ?で値の薄くなった瞬間に2~3円飛ばすがすぐ売りに被せられて逆に4~5円下に飛ぶ。売り方優勢と判断し、7060で100株だけショート。出来高の多い寄り付き直後の時間帯の値動きとしてははっきり言っていささか不自然な値動きと感じた。そして刺さった次の分足で7050を下回って下落が始まった。出来高の多い寄り付き直後の時間帯の1分足で陰線が陽線よりも強く長く出るとき、ノイズは多くとも陰線を上回る強く長い陽線が出ることなどそうそうなく、上昇反転するケースは滅多にないので、7050を切ったのを見て判断が正しかったと直感して直ちに成行で200株ショートを追加。7040で刺さってそのまま観察。
7000をさしたる抵抗もなく割り、6950も同様に割り、6900も割る・・・かに見えたが6910で下げ止まり、全値戻ししたのを見て今日の底値と判断して6935で300株すべて利確。2.6万強(税引き後)の利益を確保。そのままドテンのロング300株を6940で約定。時刻は前場の9:36であった。すぐに6950でアラート、6945の逆指値を設定。今日は残念なことに10時から来客接遇を含めて会議6連チャン。で、15:00まで昼休みもなく当然食事摂る時間すらなく延々本業の会議があったので相場の観察が出来なかった。15:00にようやく会議から解放されてスマホを見たところとくにアプリの通知なし。ということは・・・損はしてない。ログインしてみると15時直前に20円ほど叩き落された陰線のあとでリバる途上、7070になっている瞬間を見て、何も考えずに成行で即利確。7073で利確できたので、3.1万(税引き後)の利益を確保。合計6.5万強の利益。他の医薬品銘柄は昨日までと一転して下げ相場になっていることを確認。決算など個別事情を加味しても半導体も安い、他の各セクターも弱い、医薬品も弱いとくれば夜のアメリカ市場で真逆をいかない限り明日はそう大きく上に値が飛ぶことも無いだろうと思いつつクロオクまで観察したところ、気配では短期・中期MAの仲値くらいの高値で引けそうに見えたので、引け成行で200株ショート敢行。結果、直前の7075から4円落ちの7071で引けた。クロオクの気配はすごく上がりそうであったのが、なんだったのか。もしかすると大きなしくじりかもしれないとも思いつつ、仮に上に跳ねたところで上からしっかり被せれば問題ない&今週十分に利益を取っているので最悪マイナス3~5万くらいなら許容可能と判断。
 なお、半導体銘柄は急反発。キオクシアが恐ろしい出来高である7/29に8623万株、今日7/30は約9154万株の出来である。金額に直すともう天文学的な金額。たった1銘柄で1日で、ものすごい金額が動いている。恐ろしい。そして米国株を見ようと夜22:30から観察を始めたところ、事件発生である。突如として為替のドル円が163円台から158円台に一直線に急に円高に振れた。為替介入と思われる強烈な値動きである。日中にはなんの気配も無かったが、米国財務長官が円を過小評価している旨の発言があったと報じているニュースがあったので、この為替介入の予告だったのかと納得。そしてアメリカ市場は半導体関連が大暴騰にも見えるくらい強く、マイクロンは前日比プラス18%くらいの大幅上昇。他の銘柄も軒並み高値を付けて、昨日までの下落は一体なんだったのかと思うほどに一様に上向きな相場である。一方でヘルスケアが売り込まれ、リリーもノボもアムジェンも軒並み売られている。さて、この動きが明日の東京市場にどう影響するのか。よく観察しよう。

7/31 果たしてイメージとは真逆であった。少なくともキオクシアと太陽誘電は終日寄り付かずにストップ高。そして医薬品は全面安。心配は杞憂であった。月末にETFのリバランスもある??とも思ったが、それすら無かった。6950で寄り付き、一瞬だけ6993の値を付けたが、まさに一瞬であった。売り玉には瑕も付かず安全圏であったので仕切らずそのまま様子見とした。だが10時頃までは上にも下にも行けない膠着状態が続き、昨日より100円幅以上下落したのは間違いないが、このあと上と下どっちにいくのか、それとも今日はもうこのまま動かない?とも思わせるほど狭いレンジで激しく行ったり来たりを繰り返し続け、飽きてきたところで方向が下に定まった。ずるずると下がり始め、後場の13時半前にようやく下げ止まったのが6873であった。下がり始めたときにショートの追撃を検討したが、そこまでの期待値がないと判断して見送り、6873を付けた直後の1分足の6875で200株を利確。約3.1万(税引き後)の利益を確保。そのまま6875でドテンの300株ロング。始値の6950くらいまでの戻りを期待したが届かず、6938で二度(2回目の前に6837でも1回)弾かれたのを見て期待値がなくなったと判断して6930で全数利確。1.3万(税引き後)の利益を確保。トータル4.4万ほどの利益で今週最も少ないが、週末&月末でリバランスも警戒すべきと考えて今月の取引を終了した。そのまま6932で引けた。相変わらず?クロオクは激しいブラフの応酬があり気配だけはすごかったが結局何も無かった。月末にリスク管理を行ったことで良い締めになったと思おう。
 そして昨晩に続けて今夜も為替介入が行われ、週末の円の終値は157円台。たった2日間で6円も円高方向に振れたのは忘れてはいけない。輸出側の中外にはモロに逆風である。

正直に言えば今週も半導体関連銘柄は絶好の売り場であった。先週よりもますます空売りしたくなったので欲望の強制カットのために原資を減らして口座から少し抜いた。今週の収支は90万強。なんだかんだでやはりよく分かっている自信のある銘柄であれば損益を計上せずに済むので中外に特化した今のやり方は運用として正しいように思われる。慢心と過信は禁物であるが、少なくともリスク管理を怠りさえしなければ今のやり方で突然ドカンと原資を減らすという愚かなこともせずに済みそうである。

今週の総括と今後の株価の騰落予測
 冒頭に戻るようなまとめになるが、決算は非常に良かったにも関わらず強欲にまみれた多くの株主の期待を裏切って株価は一段下げた。当面の底値と思われた7105はその役割を果たせず、さらなる下落余地を改めて示してしまったのが今週の大きなポイントになろう。おそらく7000を割ったことに衝撃を受けた人が多いのではなかろうか。なんにしても年初来安値6795は非常に重たい現実としてのしかかる。少し前までは8000円回復、などと期待した人も居たであろうが、7000円すら割った現在、意気消沈し株価の回復はおろかトレンドをやっと下降だと判断した人もいたように思われる。遅すぎると思うが、7400くらいまでは調整という見方でもおかしくはなかったので一概に愚かという言い方はしたくはないが、それでも欲の皮の張った人というのはこうもポジションに固執するものかと、人の浅はかさと欲深さというか業の深さというものを垣間見た気がする一週間であった。
 ちょっとだけ真意を書くと、他の人が読んだらますます怒るかもしれないが、好決算にも関わらず値を下げさせた株主には正直腹が立つ。ファンダメンタルズを毀損したわけでもなく、高すぎる期待をしたのは株主側の勝手であって中外製薬がなにかしたわけではない。あえて言うなら自信満々にとんでもない金額の売上見込みを口走ったリリー側が問題でしょう。欲にまみれてもっともっとと高望みしている株主自身がこの際最も中外製薬をきちんと評価していないのではないですか、って言いたい。
 週足で見れば下放れ陰線。7月が終了し月足は5か月連続陰線。しかも6月の始値まで一度は上がりながら実体と同程度の長い上ヒゲを付けた陰線である。過去4年間の推移を見ると連続陰線は昨年2025年と同じ5本連続である。しかも去年5本目も上ヒゲ陰線であったが、それよりも明らかに形が悪い上ヒゲ陰線。これで好転の兆しが見える、などと宣う人がいたらきっと精神を冒されているのだろうと思いたくなる。少なくとも自分にはそのような兆しを感じることはできない。

 ここまでくれば今現在薄く残っているプレミアムの全剥がしはほぼ確実視しても良さそうな気がするのである。現在の年初来最安値は6795。フィボナッチリトレースメントの78.6%水準(仮に昨年8月の最安値5942円を起点とした場合の計算)上の6960はすでにクリアしてしまっている。今後、どこまで下げるかは未知数であり、そもそも下げるか確信を持つこともまた難しい。一方で現状から下げ止まりを断定するだけの材料もなければ、まして反転するという楽観的な考えもまた難しい。細かなことは省くが消極的な消去法で株価の下落はまだ止まらないと見る方が自然と思われる。
 最速の相場反転のチャンスは来週8/5のリリーの決算発表であろう。ここでもしも市場がまだ知らないファウンダヨの実勢が、現在IQVIA推計から算定されている処方数&薬価ベースの売上を大幅に上回ることがあれば、大きな転機となるだろう。そこまでの数日間は先行き不透明であり、積極的な強い買いを入れるには根拠が薄弱と考えるべきではないだろうか。これでもしもプラスのサプライズが無いもしくはより悪い事実が白日の下に晒されるなどということになれば、もはやプレミアムの全剥がしなどというのは生温く、より厳しい目で見られることになりさらなる失望と株価の下落を余儀なくされるであろう。
 さらに翌週の8/14(金)にはSQが待ち構えている。中外個別事情に関わりなく、昨今の半導体の下落からTOPIXや日経225採用銘柄である以上、裁定取引のポジション解消による寄り付き価格がさらに下振れしたらますます歯止めが効かなくなる恐れがある。タイミングの悪いことに、今年の8/14はお盆の真っ只中に当たる。夏枯れと言われる時期のど真ん中である。薄商いで値が飛びやすく、これは上にも下にも飛びやすいという意味においては必ずしも買い方不利の状況とは断定できないものの、トレンドの反転が見えない中でトレンドに逆らう逆張りはギャンブルで自滅行為である。加えて2/25に付けた年初来最高値10700から6か月目である。一般口座には関係がなかったとしても特定口座であれば制度上の期限を迎えることになる。おそらくもう信用で持っている人はそうはいないだろうと思いたいが、人の強欲は予測できない。もしもナンピンで耐え凌いでいる人がまだ居るとしたら、延長が効かない制度の期限切れを迎えた人には悪夢であろう。逃れる術はない。もしも一定数以上の人がそれなりの玉を抱え込んでいた場合、一斉放出=投げ売り状態が生まれ、今度こそセリクラが起こる、という可能性すら残っている。そして為替介入である。僅か2日間で6円幅の円高に振れたことは海外向けに輸出する中外には不利である。これは先週末に「ドルがいつまでも高いとは限らず、直近の世界情勢&地政学的にはさらなる円安の加速というのもまた難しい。」と書いたこと、その懸念が図らずも的中した形である。為替介入はいずれあると確実視されていたが、それが7月末とは予測出来ていた人が居たとしたら相当の事情通インサイダーくらいであろう。
 7/31の終値6932で短期EMAは7036、中期は7268、長期は7670。短期はまだ何とかなっても、中期・長期線を明確に上抜けていくのに必要な燃料はあるだろうか?7/29に更新された信用残・倍率では売り残が約1.8万増え、買い残は約3.9万減り、倍率は約53.5倍から約28.8倍まで急改善したものの、バランスはまだまだ明らかに買い残が多く未来の上値の重しになっている。総数だけでみれば1日全体の出来高で解消できてしまうレベルとはいえ、日証金の数値を見てもそう簡単に解消できるとは考えづらい。むしろ先週末の決算を跨いでギャンブルした買い方は完全に含み損になっており、更新されていない買い残が実は積み上がってしまっている可能性が高いように思われる。7/28以降は明らかにOver/Underが逆転して買い方の板の方が多いように見えるが、状況から考えればこれはトリックで罠の臭いがする。少なくともいまの状況下で積極的に買いに入るだけの材料がないのである。もちろん現物目的で株価がいくらでもいいからほしいという人には関係ないであろうが、純需給バランスでいえば圧倒的にバランスの悪い中に手を突っ込めば待つのは火傷である。爛れる程度で済めばまだ良いが、四肢損失になるほどのダメージを受ければ回復までより一層長い時間を要することになる。どう考えても好手とは考えられずむしろ悪手であろう。もし見ず知らずの人に「いま中外は買い時か?」と聞かれたら10億円以上の資産があれば現物購入はあえて止めないが、まず絶対に勧めない。やめておけ、というだろう。もし勧めるなら、6600円を明確に割り込んだら、かも。高配当とまでは言えなくても、少なくとも配当利回り2%以上あるなら最低限の妙味があると言えるのではなかろうか。たとえ6600円以下に下落しても配当があれば実質的な損益はそんな大したことにはならないと思う。あくまでいち個人の考えである。
 決算発表で奥田CEOはMAに言及した。この場合のMAはもちろん買収のことである。有望なベンチャーやスタートアップの買収目途が建っているならもっと匂わせてもおかしくないが、それが無かったということは、視野に入れ始めた、というだけで具体的なアクションはようやく着手し始めたばかり、程度に捉えるのが無難。これがもしペプチドリームを買収、とかになればビッグニュースである。上場企業を買収するくらいならもっと小さな大学発のスタートアップベンチャーを買収する方がまだ現実味があると思われる。いくらキャッシュが増えたからといって上場企業を買収するにはよほどの正当性と根回しがないと難しいであろう。また、ファウンダヨのT2DMへの適応拡大を目論んだFDAに対する承認申請も興味深い。T2DMは米国で急増しており、DMの大多数がT2DMなのであるから、肥満治療薬として負け戦で粘るよりもDM市場にぶち当てる方が即効性もあり売上のインパクトも大きいので、承認までのスピードも重要ではあるがリリーがどこまで頑張るか次第で空気は変わる可能性がある。エンスプリングの甲状腺眼症適応拡大ももし成立したらデカい。NMOSDなどとは全然話が違う。どちらもビッグインパクトになるので、起爆剤として短期的に期待するならこの2剤がどこまで進展するかにかかっているとも言えるように思われる。

 というわけで、希望と願望にまみれると方向性を見失い間違えるのではっきり書いておこう。
総合判断は「売り」再開。ただし、明確に年初来安値の6795を下抜けなければ当面は6800~7100辺りのレンジでヨコヨコになる可能性の方が高いようにも思われる。つまり6月の値動きの再来。
本当にそうなるかどうかは、まずは8/5のイベントで8/6に市場がどう反応するかで決まるだろう。
あくまで総合判断として売りで下方向という大局観ながら、当たり前だが売り一辺倒なわけはない。そういうフェーズはとうの昔に過ぎ去っており、今後は長期MAが落ちてくるまでいかに安値を守って時間を稼げるかにかかっている。一段下げてしまったせいで強材料が出てきたとしても持続性が低いネタであれば噴いて終わるだけになる可能性の方が高く、無駄撃ちにもなりかねない。できれば安値を守りつつ長期MAが勝手に近づいて来てくれるまで耐え凌げる程度に材料が小出しに出てくると粘れる気がしている。

まったく関係のない話で余談であるが、某掲示板を覗き込んだところ、「デイトレなんて素人は絶対に勝てるわけない」との発言を見かけた。
なるほど。素人の厳格な定義を知りたいところだが、絶対と言い切りますか。
よほど過去に痛い目を見たのか、なにかフィルターがかかっているのか、何かしら認めたくない強い心理が働いての発言だろう。たいして気に留める必要もないが、それでも絶対勝てない、とは恐れ入る。
デイトレで必死に稼いでいる身からすれば、お勉強なさってください、としか言えない。酷い言い方になってしまうが、現物を損切りできずに塩漬けにするような人がデイトレで勝てないなどと何様目線か知らないが決めつけて公に見える場で語るのは烏滸がましい。たとえ社会的に高い地位にある人物であったとしても自分自身の価値基準だけで物事や人物を図るような言動は控え慎むべきである。もう少し身の程を弁えた発言で留めおく謙虚さを持つべきだろう。
自分であれば、少なくとも自分にできないことを実践する人がいたら、正しい行いかどうかはともかく公平に評価すべきであるし尊敬はできなくても敬意は払うべきであると考える。人に対するリスペクトとはそういうものであるのではないだろうか。

さて、今年も早7か月を消化し、残り5か月である。
年内に大損することなど間違っても無いよう、ますます自身を過信するなかれ、ポジションに固執するなかれ、損するなかれと戒めつつ今月も観測を続ける。

熊本の地震で被災しお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りします。

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