4519_中外製薬 2026-08-3~7

今週(8/3-7)の相場観測結果&来週(8/10-14)の予測。

今週のチャート
8/3(月)の1分足


7/30~8/3(木~月) 3日連続5/10/15分足


8/4(火)の1分足


8/5(水)の1分足


8/3~5(月~水) 3日連続5/10/15分足


8/6(木)の1分足


8/7(金)の1分足


8/5~7(水~金) 3日連続5/10/15分足


今週1週間の5/10/15分足、日足、週足

今週の日足と出来高の推移
8/3 始値6811 高値6812 安値6608 終値6687/出来高3,532,400 下影陰線(下ヒゲ坊主)
8/4 始値6630 高値6680 安値6575 終値6680/出来高3,013,700 下影小陽線(下ヒゲ坊主)
8/5 始値6601 高値6693 安値6601 終値6688/出来高2,782,100 小陽線(寄り付き坊主)
8/6 始値6620 高値6764 安値6578 終値6764/出来高3,147,300 下影陽線(大引け坊主)
8/7 始値6699 高値6857 安値6695 終値6857/出来高1,897,700 大陽線(ほぼ丸坊主)

今週の値動きの総括とデイトレ結果、日々のアクションの振り返り
 まずは値動きの総括から。
 中外の熱狂的ファンと敬虔な中外教信徒には極めて遺憾ながら、2週連続で年初来安値を更新した。
これは事実である。まことに遺憾である。しかも、8/3と8/4に2日連続しての年初来安値の更新。
ああ無情。古典的傑作小説の昔の和文タイトルを彷彿とさせる状況である。
 先週末7/31の終値6932から週明けの8/3の始値6811までマイナス121円の下落からスタートし、一時はそのままさらに6608まで下落。マイナス203円。先週末の終値基準で一時最大324円の大幅下落である。さすがにそのまま下落にはならず、当日は早々に反発して6687で引けた。出来高は353万強であり、特筆するほどの商いではなかった。ここからが興味深い値動きであった。まず翌8/4に再度下方向を試し、6575の年初来安値を再び更新。値幅は狭く105円幅で出来高は301万強。朝9:30過ぎ頃に6575を付けた後は終日上昇し、終値は6680。さらに翌8/5は79円落とされた6601で寄り付き、6600を一度も割ることなく上昇し6688円で引けた。非常に珍しいことに、8/3~5までの3日間の終値が6680~6688までの最大8円であった。完全ではないものの、これはいわゆる三点童子と言って良いであろう。まったく同一の値段が3日続くというのはそこそこ商いがありボラティリティのあり銘柄ではまず滅多に見かけることはない特殊は値段の揃い方である。長年相場を張ってきて、中外では過去に数回見たことがあり、直近では2024年の12/3~5の三日間。面白いことに、価格帯が当時とかなり近く、その時は6765~6770の最大5円幅であった。同じ年の2024年4/10~12の3日間は5236-5237の1円違い、うち4/11-12は5237で同じ値段で引けている。さらにその前の記録を確認したところ、2023年1月に、1/4~11までの5日間連続で3299~3308までの9円幅で終値が非常に近かったことがあったようだ。さらにその前は2022年9月にも3日間連続で終値が4円幅で近かったことがあったのを確認できる。さらに遡れば他にも似た過去事例はあるかもしれない。が、それはともかくである。要するにそうそうお目にかかるような値動きではない、ということである。そして8/4から8/7までの4日間は、始値が前日の終値より安値であったものの尻上がりに値を上げて引ける、という日が続いた。さて、今週の出来事とともに日毎のアクションと結果を記録しておこう。

8/3 悲しいことに、年初来安値を更新してしまった。寄り付き前の気配があからさまに悪く、先週の予測が正しい方向であったことを直感し、成行ショート200株を注文。6811の始値で刺さり、上昇がないことを確認のうえで、6775で300株追撃。そのまま見守り、落ちるに任せて観察したが、10:40頃であったろうか、6608を付けたあとは上昇に転じた。今日は6600を割らないと見て6615で全数利確。約6.95万の利益を確保(以降、額はすべて税引き後で表示)。そのまま6615で300株のロングを実施し、6700で全数利確。2万強の利益。そして6700で勢いが無くなったのを見て6700、6710、6720で100株ずつショートを実行。6720は刺さらずにクロオク突入したため、引け成に条件変更してショート注文を継続。結果、6687、6700、6710の計300株のショートを保持して持ち越し。今日は約9万の利益。

8/4 果たして年初来安値の2日連続更新である。相場開始から1時間も経たずに6575を打った。が、そのあと下げ渋るのを見て6580で300株全数を利確。約2.85万の利益を確保。さらにそのまま下げるほどの売り圧は感じられず、むしろ6600を下回ったことで配当利回り2%到達を好感したのだろうか?徐々に買いが湧き始め買い方の板が分厚くなり始めた。安値更新の値幅が浅く33円にとどまったため、しばらく様子見。いったん6613を付けたあと再度6578まで下落したが、6575を割らずに反転し、今度は6649まで戻った。さらに様子見を続けたところ、6620~6630辺りで膠着し、6600以下に落ちることの期待値が低いように思われたので、防壁として6575に300株、6600と6610に軽く100株ずつロングの指値を置き、前場は刺さらず終了。後場は6600で寄り付き、6610とともに約定。一瞬6609まで押されたものの6605を下回る気配は無かったためそのまま様子見。6653で失速したため、6610のみ6645で利確(0.28万の利益)。6600は6605で逆指値を入れてそのまま静観。クロオクに入り、やけに気配が高めに出ているのを見て、6600はそのまま今週いっぱいスイングで持つことにし、そのまま終了。クロオクで高値が出て、6680で引けた。ザラ場から40円以上のジャンプである。もう少し高引けしそうにも見えたが、そこまでではなかった。今日は3万強の利益。どっちに行ってもおかしくない雰囲気の相場になったのでここはサイズを小さくコンパクトにするのがよかろう。

8/5 6601で寄り付き。昨日の終値から79円幅を一発で落とされた。のだが、結局始値が安値になった。逆指値が機能し、寄り付きで昨日の買い玉が約定したが、同寄り付きの際、寄り成で100株ロングを実行したため、実質1円違いで買い直した形。6679まで上がった足の直後の足が陰転したため、6670で利確(ここまでで約0.5万の利益)。その後は様子見し前場で6610を割ることなく終了。6600~6620まで5円刻みで100株ずつロングで指し、後場に6615と6620が刺さり、追加ロングを検討したが、見送り。どうも買い圧が強い。リリー決算前であるのに強気だなと思いつつ、やはり大きな上昇を確信できなかったため、6690で200株を利確(1.15万の利益)。売り買い拮抗を見て期待値が生まれなかったため、そのまま取引終了。6688で引けて、ここでほぼ三点童子が成立。今日は約1.65万の小さな利益。
気になるのは、妙に買い板が厚くなり売り板を上回るバランスがずっと続いたこと。リリー決算を待たずに買いに積極的になる理由が分らない限りこの微妙な価格帯で突っ込むのは良くないと判断したが、夜になって19時頃?だっただろうか、リリー決算が発表された。内容は悪くなく、ゼップバウンドは絶好調と見て取れた。ファウンダヨは・・・個人的には期待外れである。悪くは無いが、USD 98Mというのはどうなのだろうか。少なくともサプライズはない。US市場が始まり、リリーは決算を好感して上昇が始まった。中外目線ではどっちつかずの内容であったので、上がるか下がるかは受け止め次第でどちらにも転べそう。明日はノートレ覚悟してまずは相場を観察しよう。

8/6 寄り付きの気配が微妙である。昨日の終値付近でずっとウロウロ。これはどっちになるか分からんな、と思いつつ眺めていたが、8:00から9:00まで気配はほとんど変わらずであった。が、結局68円安の6620で寄り付き、数分揉んだ後、急に上昇。寄り付きもおかしいが急峻な上げ方に違和感である。6700を超えるとき、2万弱の売り板を一発喰いしたのを見て勢いを感じた。感じたのだが・・・6723で失速し下落に転じた。これを見て6720、6710で200株ずつショート実行。年初来安値を更新するかに思われたが、6578で下げ止まり上昇に転じた。6620の始値まで戻ったのを見て、同6620で全数利確(3万強の利益)。昨日と同程度に買い圧が上がってきたため、いったんショート目線を放棄。しばらく観察し、買い板が明らかに強まったのを確認できたため、6650でロング100株実施。今度こそこのままスイングで良さそうに思えたため、サイズは増やさず静観。ザラ場で15:24に6742。クロオクで6764に22円跳ねた。クロオクで87万の出来高は悪くないが、明日は下げてもおかしくない。悩ましい位置で引けた。

8/7 寄り付きでまたもや落ちた。6695からのスタート。昨日の終値から69円下げた位置からのスタートである。おや?69円・・・昨日のクロオクはなんだったのか。上げそうな雰囲気があるが下がるのか?と方向性と株価に強い違和感がり、数分観察していたところ、やはりすぐに値を戻してきた。6750で100株だけロングを追加し、そのまま静観。違和感の正体は出来高であった。全然少ない。前場を引けても100万株にも届かない。これは少々雲行きが怪しい。天井を打って下落に転じたら仕切ろうと観察を続けたが、出来高は細っているのに値がそれほど動かず、値を飛ばす動きもない。アルゴだけが忙しく気配を変えるが積極的な喰い合いもない。そうこうしているうちに6800を切りそうな気配も見られずに小幅な値動きのまま前場が終了。後場が始まって一瞬だけ6805近辺で揉んだがその後は下落せずじりじりと上方向に向かった。出来高が細り過ぎてきたので急落を警戒。6856まで一瞬噴いたと思ったら6820まで下げて押し目を作り、そのあと徐々に上昇し、本日2度目の6850を付けたところで昨日のロングとあわせて全数200株を利確(2.39万の利益)。結局下落せずにクロオクで6857で引けた。お盆直前だからだろうか。とにかくせめて昨日なみの出来高が欲しいところだったが、終わってみれば出来高200万未満で夏枯れしたと思われる数量になった。

細くなり過ぎた出来高から、去年と同様に夏枯れが始まったように感じられたが、実際にはどうか。
8/10の寄り付きの出来高で判断になりそうである。
今週はもう少しサイズを大きくしても良さそうな局面であったが、やはりお盆前は気配があやしい。利益は少なく16万強にとどまったものの、とにかく損益を出さずに済ませられたので結果的に判断は適切だったと考える。

今週の総括と今後の株価の騰落予測
 今週の値動きは、一見すると底を打ったかのように底堅さを感じさせるものがある、と見えなくもない。形は良い。だがその中身が、悪い。はっきり言いきってしまうのは間違った解釈だったら恥ずかしいなとも思うが、明確に悪い。先週7/27に一段安となった当日の出来高630万株超の半分程度で、8/7に至っては週末の金曜でありお盆直前であったことも影響したように思われるが、出来高は200万株未満である。言い方が悪くなるが、出来の悪い「出来高」である。決して駄洒落を言いたいわけではない。出来が悪い、という点においてはさらに二つも悪いことが重なっている。
一つ目。週足を見ると明らかで、7/13~17と同じハンマー。陰陽の逆転はあるが、下落局面において陰陽の違いはそう大した解釈に違いはない。
二つ目。これがさらに悪いこと。前回の安値6795をぶち破って一段安になりMAがますます遠ざかった位置でこのハンマーが出現したことである。
なぜ悪いと言えるのか。それを述べる前に簡単に情報整理。
7/24の2Q決算発表が良かったにも関わらず、翌7/27に窓を開けて下落して作った6795をやすやすとぶち抜いて8/3と8/4に連続で年初来安値を再更新。
8/5の引け後にイーライリリー社の決算発表があり、全体としては内容は良く、実際に同社の株価もUS時間で8/5、8/6と上昇した。中外教信者にとっての頼みの綱であるファウンダヨも立ち上がりが悪く進捗が期待した程ではなかったものの、そう悪すぎるとも言えず、むしろ今後はそれなりに期待できそうな内容であった。
 これを受けて、8/3に大幅安から始まった株価は8/4にいちおうの下げ止まりを見せ、8/6、8/7と連続して安値を切り上げたかに見え、事実として4日連続の陽線を付けた。しかし、8/5に更新された信用残において、買い残がまた膨らんでいることが確認された。先週せっかく28.8倍まで改善したのに、また約47.3倍になって悪くなったのである。残高は136.7万ほどなので深刻に売り煽るほどでは無いが、悪いのは売り残たった2.9万しかないということ。つまり、安値に飛びついたようにも見える買い方(実態はともかくとして)が今週明けの下落でまんまと捕まり、MAから下側に大きく乖離した状態で含み損を抱えた状態になっていることを指し示していると言ってよいであろう。むろん、信用残・倍率は遅れて発表されているものなのでタイムラグを承知のうえであるが、しかし事実として株価は上昇していない。ただ、6600を一時にせよ下回ったことで利回り2%以上で仕込めたホルダーが多少は誕生したはずであり、唯一の慰めである。慰めになるかは分からないが。

ところで、先週書いた次の二つの記述がまんまと的中してしまった。即ち、
“決算は非常に良かったにも関わらず強欲にまみれた多くの株主の期待を裏切って株価は一段下げた。当面の底値と思われた7105はその役割を果たせず、さらなる下落余地を改めて示してしまったのが今週の大きなポイントになろう。”
“総数だけでみれば1日全体の出来高で解消できてしまうレベルとはいえ、日証金の数値を見てもそう簡単に解消できるとは考えづらい。むしろ先週末の決算を跨いでギャンブルした買い方は完全に含み損になっており、更新されていない買い残が実は積み上がってしまっている可能性が高いように思われる。7/28以降は明らかにOver/Underが逆転して買い方の板の方が多いように見えるが、状況から考えればこれはトリックで罠の臭いがする。少なくともいまの状況下で積極的に買いに入るだけの材料がないのである。もちろん現物目的で株価がいくらでもいいからほしいという人には関係ないであろうが、純需給バランスでいえば圧倒的にバランスの悪い中に手を突っ込めば待つのは火傷である。”

どうであろうか。少なくとも現況からは先週の読みは正しかったと言えよう。一つ目の方は実際にさらなる下落が起き、予想は事実になった。少なくとも読みが正しかったことが裏付けられた、または傍証になる、と考えて良いであろう。そして冒頭の言葉に戻るが、この状況はまことに遺憾である。最早そうとしか表現できない。本当に残念である。
 とはいえ、今週の値動きからは強い戻りに向かう上昇圧力が感じられず、来週明けのお盆期間でますます夏枯れで閑散とするのか、また8/7(金)の出来高が下落の予兆になるのか、はたまた小休止であってお盆明けに抵抗が増すのか、なかなか判断が付きかねるところである。

が、しかし。決算を受けて下落した後のさらなる下落はまことに気まずい状態である。
現段階で6575が本当に底だ、と見ることは難しく、根拠薄弱に過ぎる。むしろMAからはるか下に落ちたところで2度目のハンマーは質が悪い。
中外の2Q決算が終わり、リリーの決算でミラクルは起きず、AI半導体関連の期待剥落と利確売りに押され、次のローテーション先が明確に定まっていないことからたまたま全体的な地合いの悪さの中でディフェンシブというセクターに助けられて小康状態を保った状態にある、と見る方がまだ自然なように思われる。
良くも悪くも材料が出尽くした感があり、積極的に売り圧を高める材料も無ければ反対に買い圧を高める材料も無い。一時的にとはいえ6600を一度割り込んだことで今期の配当利回り2%に達したことによる値ごろ感が出たことから長期目線での買いの仕込みを行う理由付けになるものと思われる。外的要因を含まずに言えばここからは多少小粒な情報でも売り買いが敏感になる可能性があるが長続きする明確な材料にならない限り一過性になる確率が高く、上げたところで戻り売りゾーン(おそらくメインのゾーンは7100~7400近辺)での売り浴びせを受けることにもなりかねないため、上昇は限定的であろう。一方で売りに関しては明確な買い材料が無いこと自体が売り材料化することが懸念される。
おそらく7100~7400近辺への戻りはあるものと考え、当面は値幅をあまり期待せずにロングとショートの両方で小刻みに稼ぐ手法がトレードの中心戦術になりそうである。

繰り返しになるが、決して中外のファンダメンタルズが毀損したわけではない。むしろ基盤は強固で、高い収益性・構造が示されファンダメンタルズの強さの支持をより強力にした印象さえ受ける。

以上から、総合判断は「売り」継続である。
週明けのお盆期間にどのような値動きをするかで方向性は変わるであろうし、予断は許さないものの、現時点において反転を強く示唆するものは無く、ここからは本当に支えがないため、10月の3Qまでの本格的な需給戦になるものと予測する。
つまり、先週も書いたが、いかに安値(6575)を守れるかにかかっている。安値を死守りつつ、長期MAが自然と落ちてくるまで戻り売りを捌きながら信用残・倍率を膨らませず、買い圧力を維持できるかにかかっているということになるであろう。忍耐である。

損を出さずに少額でも利益を積み重ねられるようリスク管理を厳にして、引き続き動向を注視しよう。

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