今週(7/13-17)の相場観測&来週(7/21-24)の予測。






今週の日足と出来高の推移
7/13 始値7345 高値7350 安値7136 終値7230/出来高2,054,100 下影陰線
7/14 始値7250 高値7342 安値7168 終値7241/出来高1,973,600 十字線(実体が15円幅しかない極端に小さい、上下のヒゲが長い迷い線)
7/15 始値7200 高値7231 安値7105 終値7128/出来高2,330,400 陰線(上下ヒゲ)
7/16 始値7191 高値7306 安値7148 終値7241/出来高2,301,400 陽線(実体と等倍より若干長い上ヒゲと実体より短い下ヒゲ)
7/17 始値7243 高値7344 安値7210 終値7325/出来高2,964,200 陽線(上下ヒゲ)
今週のデイトレ結果と日々のアクション
まず、先週末に「市場が完全リスクオフにならない限りディフェンシブに本格的に資金が回ってくることはないと予想するのと、中外個別でも材料が出てこない限り上に向かうには需給が悪すぎるので、現状ではやっぱり総合判断として売り。下方向が本線だろうと見る。」と書き、そしてこの方向性の予測に対する結果は正しかった、と言ってよいだろう。一日ずつ分解のうえ、トレード結果を記録する。
7/13 先週末の終値7389を下回る7345で寄り付き、一瞬だけ7350を触ったが明らかに売り圧が強く一気に下落。10:25頃に7136で底を打ってから上昇に転じ、その後7230で引けるまでは当日7222で2回跳ね返され、下側は7183と7185で跳ね返され、ほぼ40円幅しかない狭いレンジで終始した。
今週最初の年初来最安値である。正直に言えばいきなり年初来最安値を更新するほどの下値を探る動きまでは予測していなかったが、先週の大陰線のあと2日続けて小さなコマ陽線で大陰線の半値戻しすら出来なかったので下方向を強く意識していたのがその通りになったという形。当日は下方向をそもそも見ていたこともあり、寄り付き前の高寄り気配はフェイクと考えて7350と7400で200株ずつショートを置き、当日最高値の7350で見事に200株刺さり、勢いよく下落するのを確認してすぐ7400を外し、代わって7300で300株、さらに7280で300株のショート追撃。計800株を7150で指値で置き、7150でそのまま利確。約定値どおりの額面で12.4万の利ザヤを90分以内に稼げた。その後、7136で底を打ち5分足で3本連続で上がり続けたのを確認のうえ7150、7160、7170で100株ずつロング。すべて約定し、逆指値を7160に設定して観察。7180以下に落ちないことを見て今日の底堅さを確認したので引成で7230で無事に決済。2.1万の利ザヤ。計14.5万。税引きでだいたい11.5万。
7/14 中外の直近3か月において年初来安値を更新した翌日は例外なく株価は上昇するため、この日はおそらく上昇と見ていた。ただ、どこで始まるかが問題であった。このため、当日はパーフェクトオーダーを確認してからのエントリーと決めていたため、寄り付きから最初の5分間は見送り。予想に反して1分足では寄り付きの最初の1本は上昇したが、2本目で1本目を全否定して大きく下げ、4本連続で下落。ただし、7168を一瞬触ったあとすぐ戻したポイントに注目。次の1分足で大きく切り返して7200を即時奪還。この動きを見て7200で200株、7180で400株をロングで指し、7200だけ刺さったのでそのまま様子見し、パーフェクトオーダーになったことを確認して7350で指値。しかしこれは刺さらず後場で7342が最高値となってそのあとは下落に転じた。短期線と中期線のクロスポイントを下抜けたのを見て7300で利確。2万(税引き後約1.6万)の利ザヤ確保。そのまま7300で300株をショートエントリー。7250で売り増しするか一瞬迷ったがこれは取り止め。一方で引け成での利確は見送り、翌日まで持ち越し。利確を見送った理由は単純に年初来安値を更新した翌日にも関わらず買い圧が弱いうえに出来高が膨らまない状況から。つまり下落の方が期待値が高いと判断した。もちろん危ない橋を渡ることにもなるので当然のことながら逆指値で7280で発動セット。
7/15 果たして予測通りに下落からスタート。7/14の引け値7241にすら届かず7200で寄り付き。7250、7225、7200で100株ずつ追撃ショートを指値で出し、7225と7200で刺さったので昨日の300株とあわせて500株を、7120ですべて利確。7.2万(貸株料&税引き後約5.5万)の利ザヤを確保。
そして当日、今週二度目の年初来安値を更新し、7105を記録。7100はかろうじて免れた形。おもしろいなと感じたのが、7100には大した板がなく1万ちょっとくらいの買い板があったのみ。割らせたくない明確な意思表示するときはもっと分厚いのにこれがない。で、面白いのが7105~7120あたりでおそらくアイスバーグと思われる買い板の無限沸き。だいたい10万株くらいがこの辺りで溜まったと思う。正確に数えられないから実数は不明だが、これを見て反転する気配と見て、7105、7110、7115、7120、7125で100株ずつ打診買い。さらに保険として7080に300株、7090と7100に100株ずつロングで指値。うち、7110、7115、7120が刺さったので、ぐんと上がったタイミングで他をすべて外して7115を逆指値にしてそのままスイングすることに。実際には7128で引けたので、当日の損はゼロ。
7/16 予測通りそのままさらに買い戻りの勢い。寄り付き前の気配は7500とか7600とか異常値だったので買い圧の強さを確信。来ないと思いつつもいちおう寄り付き前に7150に300株ロングを置いたところ、7191で寄り付き、1分足1本目で7148を一瞬触った。このタイミングで見事に7150の追撃ロングに成功。2本目以降はものすごい上下に長いヒゲを付けつつも上昇を始め、5分足で明確なパーフェクトオーダーになったのを確認し、7/17まで7350で指値設定して放置することにした。もちろん7200で逆指値を付けた。
結局この日は朝10時半頃だったろうか、7306を付けたのが精いっぱいで売りに押されて7241まで落とされたが、出来高は減らずに推移し、クロオクの引けで約83万の買い約定で引けた。これはまだ7350までの期待値は持てると判断。
7/17 当日は朝7時から本業の仕事で会議が詰まっており正午までひたすら会議、会議、会議!まったくスマホを触れなかったが、逆指値を入れていたので心配はしていなかった。むしろ発動していても損益ゼロなので安心して放置である。お昼すぎにやっと解放されてから確認したところ、朝の寄り付きは昨日の引け値7241とほぼ変わらない7243だったようである。これは実に健全な寄り付きだと感じた。
寄り付き前の気配をまったく見れなかったので具体的な駆け引きは不明だが、これがもし7400を超えてさらに上げていたら寄り天井になっていたのでは、と思う。上昇局面であれば強い相場として認識できるが、いまは下落局面。日足ベースでまだ中期線が7400より上、長期線はもっと上。にも関わらず高寄りしたらそれは恰好の売り場と化すので、こういう地合いではじりじりと上がる方がこれまでの過去の経験則から健全と思う。で、健全に始まり、上昇したのだ・・・と思ったら。これはおかしい。7320~7330あたりで天井打ったような形で、何度も7265辺りまで押し下げられてそのたびに反発するような、奇妙な動き方である。前場の終値が7308で、自分が期待した7350はどうも怪しい。と感じて、指値を7330に変更。後場が始まり、4分目でどうにか約定。7/15の300株と7/16の300株、合わせて600株は株価ベースで11.85万(税引き&貸株料控除後は9万強)の利ザヤを確保。
で、7344で天井を打ち、さらに買い上がれないのを見て7340で100株ショート。揉んだ後、下落に転じたのを確認の上、7330で200株、7320でさらに200株を追撃ショート。7220で利確。5.35万(税引き後4.26万強)の利ザヤ確保。7210まで下落したあと揉んでから上昇に転じたので、14:50過ぎに一瞬下げてきたタイミングで、7220で300株ロング。そのまま引け成で、7325ですべて約定。3.15万(税引き後2.51万)の利ザヤを確保。今日は税引き後ベース合計で15.7万強の利益。
合計でだいたい34万強の実利益。今週は集中できなかった&中外のみに特化したわりにまずまずの成果であったと言えよう。
中外製薬の今週の値動きについて考察と総括
まず今週前半は明らかに悪かった。7/1に7249を付けて、今週になって2度の年初来安値を更新で最安値は7105まで切り下がり。1回目の安値は7136だったので、耐えたとも言えるが、月半ばでこれははっきり言って酷い。7/1に7249を付けたあと7/3に7939まで噴けた。それでもこのときの長期MAには到達できなかったわけだが、先週はボラが極端に低下したこの1ヶ月あまりの期間で最大級の下げ幅を記録してしまった。7/1~7/17までの2週間ちょいで騰落幅は834円、しかもマイナス側に、である。なんの罰ゲームかと思うほどにセンチメントが悪く、需給は悪化している。少なくとも先週よりも需給は悪化したと見るのが自然。だが、悩ましいのは今週半ば~後半の7/15~17の三日間。7105を記録したあとの反転(現時点ではまだリバウンドの範囲内)としては決して悪くはない。そして様々な要因が絡まった結果と思うが、7/17は出来高が300万株に迫る勢いで、買いが集まり、結果として今週の値動きは週足で見れば、テクニカルではハンマー(下影陰線)で、下げ止まりを示唆する形が現れた。
あくまでテクニカルで言えば、この形が現れた以上、ここから先は下落が続くと見る見方はかえって危険にも思える。ただ、一方で胡散臭さも感じる。7/17は確かに上げて引けたのだが、この引け方が極端であった。というのも、引け前の15:24で7270からクロオクの引けで7325まで、その幅55円幅である。そしてクロオクでの出来高は1,001,700株である。つまり、当日3/1強の出来高がこのクロオクのたった5分間で積み上がったということをどう捉えるべきか、これが難問である。
1.週末だから持ち越したくない短期ショート勢が買い戻してポジションを解消した、と取るべきか。
2.それとも半導体総崩れからディフェンシブに一時的に資金が避難してきた流れ、と取るべきか。
少なくとも何かしら新しいポジティブなIRや情報開示があったわけではないので、なにかしらポジティブな要素で買いが集まったとは、考え難い。
ここで医薬品セクター全体に目を移すと、第一三共、武田薬品、アステラス、大塚、小野薬品、協和キリン、エーザイ、塩野義はかなり出来高が増え、とくにアステラスは買いが集中して出来高1000万株超えである。かなり顕著であった。一方で大塚と住友ファーマは小幅安。ディフェンシブの中でもグローバル競争力の高い3大メガファーマである第一三共、武田薬品、アステラスの3銘柄が選ばれたのは間違いない。個別銘柄ではアステラス。つまり医薬品セクターのバスケット買いが入ったと見るのがおそらくは自然で妥当な見方。ただ、これが来週の中外の個別銘柄の値動きにどう影響するかの判断が付きかねるところである。
前述のとおり、週足ではハンマーが現れたので、テクニカル上は下げ止まりの示唆。だが、実態としてどうか。更新前情報であるので断定は出来ないが、先週~今週いっぱいまでの流れからは明らかに買い残が膨らみ、信用倍率は若干改善傾向にあるものの、買い残とは即ち将来の売り圧力であるので、上値は重いと見るのが一般的な解釈になろう。そしてEMAで読み解く限り、中期線も長期線もはるか上にあり、これを出来高を伴って明確に上へ抜けていくために必要な燃料(売り残)が少ない状態である。
単なる戻り局面であるのか、ここがトレンド転換の起点となるか、この判断が出来ない。
これが単なる戻り局面である場合、おそらく7430~7500付近まで噴き上がったときに売り買いが衝突して先週とまったく同じ現象(つまり400円幅前後の値幅を伴う大きな下落)が起きる可能性も十分に考えられるところである。
なので、この点に関する判断は一旦保留である。
とは言え、この段階ではやはりまだ方向性は下方向と見るべきであろう。
むしろ、外部要因はノイズになる可能性の方が高く、これは結局のところ7/24の中間決算発表がどのような内容になるのかが重要であって、その他の事柄に思考力を奪われてしまうのは本末転倒と考える。
余談になるが、某掲示板を眺めてみているとファウンダヨの動向ばかりを気にされている方が多いように見受けるが、どう考えても見るべきポイントがズレているし、評価すべきポイントが間違っているように感じる。見るべきもの、測るべきものが間違いであれば結果も間違う。そして間違いは根本から見直さねば元凶は見えず正答も得られない、ということはもっと注意深く慎重に、正しく理解する必要があるだろう。
少なくとも去年騒がれていたほどの爆発的な売上は期待できないし、事実として現時点で経口ウゴービとの格差は歴然としている。その差は7倍以上とも言われている。メディケアの特例措置は今月末まで、そしてこれは将来の差を埋められるかを見る答え合わせになってしまう可能性すらある。7倍以上の差を覆す絢爛豪華な戦略は自分には見えない。もっと言えば自社開発品を優先するであろうとも考えられ、そうなれば決定的である。すでに趨勢は決しているようにも感じられるが、それは8/5以降にリリー社から発表される事実をもって確認すべきなので、いったん置いておこう。
それよりも大切で投資家がより重視すべきは現在の開発パイプランのどれが伸びてくるか、である。
GYM329はロシュ側の開発サイドの発想の転換があるかどうかが今後の展望を分ける。少なくとも、肥満治療において筋肉量を落とさないように体重を減らすのは命題であるとしても、果たして期待するほどの効果が得られるだろうか。作用機序の観点からは非常にユニークであるので、もっと視野を広く、がん治療の長期継続や高齢者のフレイル予防などに目を向けた開発の方がよりマーケットは広く勝ち筋を掴みやすいように思えるが、どうやらそのような発想が現時点では出ていないようで、それが残念である。
というわけで、総合的判断としては「売り」を継続。
デイトレーダーとしてのセンスが問われる場面だと考える。
いずれにしても今週末にポジションを跨ぐリスクは負えないので、仕切りは正解だったと考える。
医薬品以外のセクター&マクロ環境についての考察
今週はそれなりに激動の1週間であった。
まずは半導体関連。マイクロンは良かった、サムスン電子もSKハイニクスも良い、ASMLとTSMCも絶好調な決算であった。にも関わらず利確売りに押され、売りに売られ、キオクシアは7/17に北米での特許侵害疑惑の裁判(陪審)で数百億ドルの支払い命令があったなどの報道もあり、ストップ安を喫した。7/13には韓国で今年に入って7度目のサーキットブレーカー発動。NYと東京市場は負のループに陥ったように下げに下げで返して収まる気配が見えない。AI半導体関連の巨大テーマはいったん過熱感を冷ます調整フェーズだとしても、日経平均が7万円台を回復するどころか6.5万を割り込み急激に冷え込んできている。実際の日経平均、7/17の終値は64,141.12であり、前日比で見てもマイナス4%を突破した急激な下げである。これまで日経平均をけん引してきたセクターが丸ごと売られたので個別銘柄を見てもマイナス5%以上下げた銘柄がとても多く、ヒートマップは文字通り真っ青(実際の視覚色は緑色だが)。とりあえずGOサインの方のグリーンではない。ドル円の為替は7/18時点の終値162.39であり、円安に歯止めはかからない。そして中東情勢である。思った通りホルムズは再封鎖され、イランとアメリカは攻撃の応酬が活発化した。ホルムズはおそらく、今後解消されない危機として常態化するのではないかと予測する。つまり、いつでもそこにある危機である。これは日本においてはエネルギー問題に直結する事態であり、今後日本国政府の対応が不味ければますますインフレは加速する可能性があるように思われる。自分は経済学者でもなければ政治学者でもなく、評論家でもないのであくまで報道から連想することを書き連ねているだけではあるが、とても明るい未来は想像できない。
一方で医薬品セクターである。NY、NASDAQでは医薬品とヘルスケアの銘柄が買われ、明らかに資金にローテーションが起きていると見られる動きである。S&Pは医薬品だけではないので日本ではどうかが、難しいところではあるが、少なくとも全面的なリスクオフでもないので、どの程度資金が流入するか。アメリカと日本では状況が違うために、単純にディフェンシブ銘柄・セクターに資金が回帰する、という短絡的な考え方をする方がこの際は足元をすくわれるものの見方ということになる可能性の方が高いように思われる。
本来ならばショートを得意としている自分としては銘柄選び、エントリーポイント、エントリーサイズ、リスク管理さえしっかりできれば半導体を含む産業機械分野のセクターは目をつぶっていても十分な利ザヤを得ることはできるだろうと思う。思うが、思うことと実践することは違う。実際にショートするならこの銘柄!と目を付けていた銘柄の悉くがものの見事に大きく窓を開けながら大幅下落しているが、ここはあえて静観して手出ししないことを選択した。理由はあまり説得力も無いが、気持ち的にしたくないという思いが強くなったため。短期間で簡単に大きな資金を手にできる空売りは自分のデイトレの真骨頂だとも思っているが、別にお金は焦る必要はない。将来のために、ここからどういった展開になるのか、ポジションを持つことで見えなくなる方が嫌だなと思ったことも大きい。ポジションを持たずに冷静に全体を見渡して、むしろここから次にテンバガーが来るのはなんだろうか、と探すことをした方が良い気がしているのである。
そして、個人的には、熟知しているセクターの、その中でもとくにシニアアナリスト集団には及ばないまでも十分に機関と渡り合えると自負する銘柄を短期トレードの中核に据えて、毎日淡々と自分で決めたルールに従って逸脱せず堅実に少しずつ地道に資金を増やす工程に専念しようと決めたのだ。
バークシャーのかの有名なウォーレン・バフェット氏の名言を実践し続けたいのである。
第一条 絶対に損をしないこと
第二条 第一条を忘れないこと
気持ちがニュートラルになっていなければ、雑念が増えれば、見るべきものと考えるべきものを取捨選択しなければ、人は簡単に間違える。
誰の言葉かは忘れたが、「相場は間違えない、間違えるのは人間だ」という名言があったと思う。
その通りで、市場・相場に人間の側が適応できなければ一瞬で積み上げた資金は融けて消える。
その愚は犯すまい。
先週からの一見大暴落に見える下落相場を観察しながら、改めて強くそのように思ったのである。

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