今週(6/29-7/3)の相場観測&来週(7/6-10)の予測。







今週の日足と出来高の推移
6/29 始値7453 高値7660 安値7441 終値7574/出来高2,809,400 上影陽線
6/30 始値7585 高値7630 安値7488 終値7534/出来高2,303,800 コマ陰線(上下ヒゲ付き)
7/1 始値7400 高値7494 安値7249 終値7281/出来高2,245,500 上影陰線(年初来安値更新)
7/2 始値7370 高値7484 安値7265 終値7420/出来高2,366,800 コマ陽線(上下ヒゲ付き)
7/3 始値7780 高値7939 安値7641 終値7642/出来高2,754,300 上影陰線(実体より長い上ヒゲ)
今週の推移とアクション
まず、先週のうちに今週は「7300~7500の範囲にダウンシフトする」と予測していた。
これは半分アタリで、半分ハズレ。いろいろな要因が重なって予想に反して7249~7939という広いレンジになった。
6/29に配当権利落ちで株価の下落を予測していたが、予測は裏切られ、6/26の終値より若干高いところから株価は上昇し陽線を引いた。翌6/30(6月最終日)は小幅な値動きに終始して6/29の終値付近をウロウロする相場であった。
ところが7/1になっていきなりの下落劇。6/30の高値7630から7/1当日の最安値7249まで、騰落幅は381円。なんの材料もなく、需給でここまで下げるとは予測できなかった。
しかしながら、6/18に7670で刺さったショートの売り玉を、7300が来ると踏んでずっと売りっぱなし放置していたところ、これは正解であった。確かに7300が来て、それどころか7249まで落ちた。
7300で仕切るつもりだったのが、実は当日そんなに落ちると思ってなくて7250に適当に指しておいたら刺さってしまい、知らないうちに返済買いが約定されてしまってアプリの通知が来てビックリして相場を確認したという個人的な出来事があった。
アプリを開いて見たときはすでに底値から戻して7255になっていたので、7260で全力でロング。まあ予測通りならば7300~7500のレンジ相場になるだろうから、ここまで下げたからには7550くらいまでは行くだろうというスケベ買いをしてまた放置。
と思ったら、7/2にまた下値を探る動き。ここまでのレンジ範囲の動きとの違いを感じた。
7300以上でロングエントリーする気はなかったので下に一瞬でも落ちてくるならば、と7265で指していたら刺さり、そのあとすぐ上昇。
で、今日7/3。まさかの7900超えである。朝、寄り付き前の気配で寄り天井を疑ったが、どうもOver/Underのバランスがおかしい。昨日もそうだがここまでの2か月近く続いた見慣れた光景と違う。どこか違和感。これは伸びるかな?と思い、薄い期待で7900で利確できればと指したらまんまと刺さってしまった。
おお、すごい。
が、どう考えてもこの上昇は異常であるので、7939で失速したのを確認して迷わず7910でショートを軽めに刺し、7900で追撃ショートを入れ、さらに7870で追撃、ダメ押しに7850でさらに追撃。中外はこういう日は逆パーフェクトオーダーが成立したら順張りが正解なのである。
うん、リバってくる気配なし。これは行くところまで行くな、と直感して引けで半分利確するか、いったん途中で半分仕切ってから戻りを狙ってショート再エントリーするか、一瞬考えていったん利確してから戻りで再エントリーする方がこのままただ持っているより追加利ザヤ獲得の期待値が高いと判断して決行。
まず7870と7850は7700で一度利確。その後の戻りを確認し、7727まで戻った足の次の1分足で7720で迷わずちょっとサイズアップして500株再エントリー。この玉は7650で全部返済買いで利確。7910と7900は7500で一部、7400で残りを利確するつもりでしばらく売りっぱなしとして放置。先日の6/18のときよりも下落幅の期待値がさらに高いので、もし上側に戻ってきたら喜んでショートを積み増ししようかなというところ。
地味に7/3はAI半導体関連株が、キオクシアを筆頭に寄り付きから大幅下落したことで医薬品セクターも資金の避難先として買いが入ったようで、3大メガファーマや他の医薬品銘柄も同様の値動きがあった。第一三共は上放れとまではいかなかったものの武田薬品とアステラスは上放れ、さらにこの2銘柄はかなり中外と似た動きで、ギャップアップの寄り付き後に上昇してすぐに失速。とくに武田薬品は中外とシンクロしたみたいな値動きだった。15分足で比較するとまるで双子のようにそっくりの動きだった。
ついでに、6/1~30の月間と下落に転じてからここまでの値動きの推移を簡単にまとめておこう。
●6月の月間の値動き
始値7956 高値7964 安値7270 終値7534 騰落最大値幅694円/出来高51,292,900
月足チャートの推移は、上場来最高値10700を付けた2/25の2月以降下落で、2月までは陽線、3月からは4か月連続陰線。直近で陰線の最長連続は2025年5月~9月までの5か月間。
2023年1月以来、陰線が連続したのは2024年の3~5月の3か月、2025年の5~9月の5か月、今年の3~6月の4か月。今月(7月)も陰線を継続するかどうかが焦点とも言える。
ちなみに、史上最高値を記録した2月と下落に転じた最初の3月で月間出来高はあまり差がない。
4月は少し出来高が多く、5月と6月の出来高は4月よりも少なく、そして5月と6月の出来高はほぼ同程度であった。
出来高と下落幅などをよく見てみると、実は昨2025年8月の大幅下落のときのセリクラ特有の値動き(明確な下落のあとすぐリバる、っていう動き)を今年に入ってからまだ一度もやっていない。
近い相場は3/23にあったが、実はあれは翌日の動きとセットということにしてセリクラと見做されていると思うが、真のセリクラではなかった、という見方もできる。
今週の値動きについての考察
それにしても、6/29は意外であった。6/26に上ヒゲ陰線だったので週明けの権利落ちで落ちるかと思いきや、予想に反して陽線。しかし、注目すべきは7700を超えられなかったこと。6/29と6/30に2日連続で7700の上値を試す動きをしたが、ことごとくはじき返された。6/29は7660、6/30は7630。
これはつまり、直上にあった中期MA7610~7615あたりをい一度は抜けたが、定着できずに叩き落とされた形。よほど7700以上に行きたかったのだろうか。材料なくアグレッシブな動きであったが、実らず撃沈。
で、7/1。2度試して抜けないものは落胆を誘う。案の定・・・というには落差が想定外だったが、いきなりの年初来安値を更新するという。おかげで7670の売り玉をしっかりと現金化できたので良かったが、ちょっと唐突であった。
7/2は●鹿の一つ覚え、とは言いたくないが、上がダメなら下を、っていう安直?なムーブ。そんな悪材料ないのにそんな急に行くわけないじゃん、ということで、結局すぐ戻して迷い線の陽線。
7/3は正直に書くと、想定外だった。7/2の取引終了後にdivarasibのP3が好成績であったことが中外経由でプレスリリースされた。ふつうに考えるとこんなの好材料にはならない。もちろん買い材料ではあるが、こんなのが中外の売上に大きく貢献しないのは考えるまでもない。試験がよい成績であったのは3月のJSMOでポスター発表していた某先生から直接お話を伺っていたので当然知っていた。自分からすれば既知の情報である。そもそもKRASはRASの中ではそれなりだが、大半がG12Cで次いでG12D。で、divarasibはG12Cに選択的に効くよい薬剤。でも国内の癌全体で見たらNSCLCとCRCが多いと言ってもたかだか2~5%程度。国内の患者数で言えばNSCLCとCRCを合わせて統計上はせいぜい推定1万人に届くかどうか。世界人口ではそれなりの数にはなるが、日本では明らかに罹患者数の少ない希少癌。ベストインクラスとの呼び声は高いが、ソトラシブがあり、BMSからももうすぐ新薬が出てくる。すでにレッドオーシャンである。ただでさえ小さなパイを喰い合うだけのところにいったいどんな経済効果を期待できるというのか。中外創製ならまだよかったのだが、所詮はロシュ(の傘下のジェネンティック)のお薬。つまり国内の製販権しかもたない中外にとってはラインナップの充実という意味以外に大きなポイントはない。
NSCLCは肺癌全体の85%を占めるが、遺伝子変異を有する肺癌のうち、日本で最も多いサブタイプはEGFR変異陽性である。某●大腫瘍内科のH主任教授の言葉を借りれば、日本はEGFR大国であり、海外における癌遺伝子変異の偏在性はかなり大きく異なっていることを理解していなければいけない。MET、RET、MEK、ALK、ROS1、BRAFなど、EGFRと比べれば占める割合が極端に少ない。オンコロジーをやっていればこんなことは常識の遥か手前の最低限の知識である。
というわけで、軽く見ていた。こんなのよりよほど患者数の多い、しかも中外が買収した旧レナリスファーマのスパルセンタンの方が好材料だったのに無反応だったのだから、この希少癌治療薬の臨床試験データの好評程度では株価は大して動かないだろう、せいぜいちょっと上げるくらいかな?っていう程度の認識だった。
そんなところにいきなり気配が買い気配になったのでとてもびっくり!したのであった。
だがまあ、とどのつまりはご祝儀相場だったということ。
金曜日のアノマリーを裏切り過ぎてちょっと意外で面白かったといえば面白かったが、買い煽りムーブは良くない。じりじりと上がる相場であったなら非常に好感がもてたのだが、無茶ぶりの高寄り。それはすぐ失速すると分かっていたが、せっかくなのでどこまで上れるか、7970を超えてくれたらいいけどな、っていう7780からの寄り付きに驚いたが、結果は御覧のとおり、って感じ。
さっきも書いたが、このムーブ、AI半導体関連セクターが朝大幅下げ気配だったので資金が一瞬逃げてきたんだろうなと、そのように分析する。が、結局キオクシアも太陽誘電も東エレも村田製作所も、その他の主力銘柄群は大陽線である。いったい7/2のとんでもない下落はなんだったのか?そして、それを上回る今日のとんでもないキオクシア!騰落幅17200円とか、怖いって!笑
太陽誘電もすごいなぁ。朝イチの下落でちょっと利ザヤ取ったけど、そのあと中外に集中しちゃったんで買い逃した。ああ、100株でも30万取れるんならそっちいっときゃよかった、と少し後悔したが、それはそれ。波乗りは得意ではないので、分かる銘柄で落ち着いてデイトレ、が自分の流儀である。
で、結局すぐに資金は抜けてみるみる出来高萎んで午後にはいつもどおりのショボい出来高に戻った。
期待して飛び乗ったイナゴさんは残念でした。相場転換を期待したロングマンも残念でした。
AI半導体関連がなぜ息を吹き返したのか、それは呼吸としか表現のしようがないが、一つ言えると思うのは、7/3はアメリカ市場が独立記念日で休場であり、またドル円為替が突如として円高に振れた不気味な動きもあったことで警戒感が朝イチはあったのであろう。そのうえでUSの休場があるから下落を気にしなくてよいという群集心理が働いたのかなと、そのように思う。正しいかは分からないが結果から見ればそういうふうに理解しても間違いではなさそうである。
それよりも、今日、中外が一体どこで売られてしまったのか。これをよく見なければいけないだろう。
そう、今日の高値は実は週足を見るべき重要な日だったのであった。なんで?今日は金曜、週末の動きは週足で、である。日足だけでは大局を間違えてしまう。
週足で見れば今週、とうとう短期EMAが長期SMAを下抜けデッドクロスしてるのが分かる。
デッドクロスポイント、短期7920、長期7945。
そして、週足を見たうえで、さらに日足をよく見てみれば、長期SMAは7964.2。
つまり、今日上げ相場に転換できるとしたら、7965を超えてさらに上に征かねばならない、というのが最低限の必達事項だったのである。もっと言うと上抜けしたうえで8000を超えて定着できなければ単なる戻りの絶好の売り場で狩り場。うっかりロングしたスケベ買いはショート勢の餌食になってしまう。
どうしてか。下落が続いて8000すら届かなくなって1ヶ月以上、高値掴みしたロング勢のやれやれ売りポイントと重なるから。
さらに、8215を起点にして安値7249までの下落と、7249から高値7939までの戻りをフィボナッチを見たとき、61.8%戻し水準は約7846、76.4%戻し水準は7987。61.8%戻しは達成、76.4%戻しは未達。そしてもし7987まで戻れたとしたら、8000が見えてもおかしくなかった。
だがしかし。この強烈なレジスタンス帯のど真ん中で完膚なきまでに叩き落されたのである。
この危険ゾーンをぶち抜くどころか届かなかったんだもの、それは落ちるしかないのは自明の理。
まあ惜しかったっちゃあ惜しかった。だが、上述のとおり、言うまでもなくdivarasibはそういう夢を与えてくれる材料ではなかったのである。
エリオット波動はどこで切るかなど個人の感覚やバイアスがかかり、後付けでの分析以外にはあまり駅さないと思うのでここでの言及は差し控えるものの、日足、週足、さまざまなテクニカル指標からは売りサインを覆すだけの強いポジティブ材料は見当たらない。
中立的に考えると、おそらくは7000~7100あたりが妥当なところ、ということになりそう。
ただそこまで素直に下がるとも思えない(きっと激しい買い方の抵抗が発生する)ので、7910と7900の売り玉はおそらくは7350あたりがいいところだろう。2~6週間ほど要する可能性もあり、資金拘束は勿体ないのでそこまで期待値が保てなそうであれば7400~7500の間くらいのどこかで潔く切る方が良さそう。とりあえず1週間スパンで様子を見てみようか。
週明け7/6も、US市場の休場で週末に特大ネガティブ材料が出なければAI半導体関連は買われるだろうから医薬品セクターから資金は抜けてそっちに向かう、と考える方が自然。
さらに来週はSQもあることであるし。
さて、少しだけマクロの話。と言ってもさっき書いたドル円の為替。
USD1.00=JPY162.5まで急速に円安が進んだタイミングで、急に1円下がって昨日一時160.62円まで円高方向に戻し、今(7/4の深夜3:13現在)は161.31である。昨日の7/2はおそらくは政府筋の介入があったのだろう。アメリカか、日本か、または双方か。レートチェックではなく為替介入があったと見るのが妥当なのは間違いない。実際にあったのかは分からない。もしかしたら単に警戒感から円買いが行われたのかもしれないし、別の要因であったのかもしれない。
いずれにしても、金融市場において1ドル160円を上回る円安は日米の貿易摩擦を意識させる。
トランプがまた関税と喚き始めるかもしれない。政府は差益でめちゃくちゃ儲かっているから財政出動は容易だったであろうと思われるが、これがまた政府の一般会計には載らないからおそろしい。
アメリカとイランは結局なし崩しでホルムズ海峡は思った通り上手くいっていない。その割に原油先物は落ち着いているので何とも言えないところ。ロシアーウクライナは相変わらず。泥沼の戦争、誰も幸せにならないことに暴力で国の財政を破綻させるつもりだろうか。どちらにも正義があって譲れないからこその継戦なのだとは思うが、聞くのはやっぱりつらいものがある。
一方、国内株式市場では日経平均の72,831の史上最高値を付けたあと、キオクシアの下落に起因して日経平均は69,744まで下げている。もっと下げたが戻してきているのは、今日のキオクシアの17200円幅他がめちゃくちゃ大きい。
が、加熱はいったん落ち着きつつあるように感じられる。これが押し目でまた7万を超えて上昇していくものと思われるが、さて次はどこのセクターに資金が回流するのであろうか。
とりあえず医薬品セクターと安直に考えない方が良いだろう。
中外に資金回帰があるか、については先週の日記から展望予測に変化はないのでここでは割愛。
というわけで、今週は想定外が金曜に起きてしまったので個人的には波乱であった。
が、気を取り直して改めて検討した結果、やはり来週いっぱいの総合判断は変わらず「売り」である。
週明けに一度は8000を目指す動きがあってもおかしくはないが、大局観がブレるのも良くないので、ひとまずの総合判断である。
テクニカルだけで見れば、移動平均と指数平滑移動平均でそれぞれ短期と長期が今日の高値の至近にあり、激しい抵抗線になっていることが予想される。
AI半導体関連が買われれば、おそらく先週と同程度、7400~7600あたりレンジでボックス相場に戻るものと予測するが、果たしてどうなるだろうか。
AI半導体関連は予測通り買われるだろうか。それともピークアウトと判断されて下落するだろうか。
ほかに新しい芽は出てくるであろうか。
週明けの気配からまた観察である。
そして来週は夏の風物詩ETFの換金売りと週末のSQがある。これらのイベントでどうなるかによってまた予測に変化が生じる可能性があるように思われる。

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